スタッフが安心して働ける職場とは、ある程度形があるものです。
スタッフのモチベーションや、また、満たしていないことが原因で心の問題などにも影響します。
「言うは易し行うは難し」ですが、簡単にまとめましたのでご参考にしてください。
働きやすい職場環境を創る、4つの取り組むべきポイントを言葉で表すと。
【信頼】
信頼という土台は、職場における従業員の熱意にも密接に関連しています。
人間関係が出来ていないと毎回ゼロから始めなくてはなりません。
誠実さ・信頼・正直さ、これらは人間の基本的な道徳であり、長続きする人間関係を確立する方法です。
最も大切で、価値がある職場の必需品です。
例え欠点をさらけ出そうとも、ありのままでいることです。
どこまでも素直であるしかない。
尊敬・正直さ・誠実さは、信頼に基づいた強固な人間関係の自然な産物であるわけです。
成功している職場は信頼に対してほとんど議論することがありません。
反対に、悪戦苦闘している職場は常に信頼という話が話題の中心となってます。
【思いやり】
組織の発展は人間関係の発展こそ、組織の基盤となります。
互いに信頼関係を築く上では人間関係が、能力よりはるかに「思いやり」の方が重要だという事です。
「上司または職場の誰かが、自分を一人の人間として気にかけてくれている」と思われる職場は
現在の企業に留まる可能性が極めて高く、生産性が著しく高く、より多くの利益を企業にもたらしている。
残念なことに、ほとんどの職場のリーダーは部下たちに心からの思いやりを、少なくとも、友人や家族といる時と同じように、見せることにためらいがちである。
逆に、部下のやる気をくじく方が得意なのではないかとも思われるような人さえいる。
【安定】
スタッフにとって安心できる職場とは、必要な時にいつでも頼れるリーダーがいることです。
言葉では、「安心・強さ・支え・安らぎ」という言葉になります。
リーダーの機嫌で、職場の雰囲気が決まってしまうほど重要です。
上司や社員が、メンタルプレデター(精神捕食者)であれば事態は深刻です。
問題なのはその本人が「気づいていない」ことです。
優れた教師たちは、生徒たちを常に支え、安心をさせることをよく知っている。
企業としてはどうでしょうか?
発展・変化・成長していかなければならない一方で、従業員に安定や自信を与えなければならない。
リーダーがこうした基本的欲求を満たさなければ、反発されることは必至です。
【希望】
スタッフは安定を求めて、将来に対しては希望を求めます。
ほかに必要とされることは、「方向性・信念・アドバイス」です。
人は、自分は必要とされている、貢献できている、と分かれば仕事へのモチベーションも大幅に向上します。
希望がなければ人は自信を失い、仕事に熱意を抱くことが出来ず、しばしば無力感に襲われてしまいます。
モノゴトに積極的にいられることと、受け身の姿勢で対応することのどちらがやりがいを感じられるのか?
問題は、目先の問題にいかに効率的にマニュアル対処できるかという能力ではなく、決められすぎているところにあります。
やるべきことを、ただ「こなしていなさい」という事になります。
その結果、スタッフたちは何が出来るかをほとんど考えなくなります。
あるいはまったく考えなくなってしまいます。
「上がちゃんと教えてくれないからできません」
という厄介な文化が出来上がってしまうことにもなりかねません。